2017-12-16 【La Seine】セーヌ川 0011 ジャクリーヌ・フランソワ 音楽 日常生活 La Seine - Jacqueline François 【La Seine】 ラ・セーヌ 歌 : Jacqueline Francois(ジャクリーヌ・フランソワ) *** *** 耳に胼胝(たこ)ですから、刺激になりませんが、 安心できます。 ジャクリーヌ・フランソワが、1948年に歌い、 世界中に知れ渡りましたが、 それ以前から、歌われていたそうです。 私の生まれる前ですから、知りませんが、 私の子供の頃は、4~5年も、流行し続けて、 やっと、ヒット曲と言われました。 それくらいに、聞き続けなければ、 覚えられずに、普及しなかったのかも。 貧乏でしたから、レコードなんて買いません。 カセットテープやCDやDVDも、なかったのに、 FM放送の始まる1970年頃まで、 中波のラジオは、 歌謡曲やクラシックや浪曲でなければ、 童謡しか、放送しませんでした。 テレビもありませんでしたから、 ジャズやシャンソンは、『明星』や『平凡』の付録の、 分厚い歌集に、楽譜が見つからなければ、往生しました。 日本の、ほとんどの男性は、 フランスを、鼻であしらっていました。 戦わずして、ドイツに負けましたから、女の国です。 文学や音楽や科学しか知らない柔和な男性は、 ドイツ人やロシア人でなくても、パリに憧れました。 私は、パリのせせこましい街並みや、 犬のうんこだらけの公園が、苦手でしたが、 死に損ないの男ばかりの日本と比べれば、天国でした。 この歌は、フランスの平野を流れるセーヌ川を、 自由で気まぐれな女心に喩えています。 フランスは、ヨーロッパ文化の中心でしたから、 パリの女性の、ノンシャランな生き方は、 貧乏なドイツ人やロシア人や日本人に、 真似のできるものでありません。 インディアンを殺して、黒人奴隷をこき使わなければ、 豊かになれなかったアメリカ人も、 遠く及びませんでした。 この歌は、地名が一杯ですから、 地理の勉強を怠けた人は、歌詞の意味がわかりません。 女心が、フランスを流れて、パリの街を作ったと、 歌っています。